

きれいな写真を撮るには、デジタル一眼レフカメラが良さそうなんだけど、大きくて重そうというイメージがあります。
一眼レフでも、シャッターボタンを押すだけできれいな写真を撮れるようになりましたが、最近のスマートフォン内蔵カメラの性能も著しく上がっています。一眼レフを買いたいけれど、果たして価格に見合うだけの差がでるだろうか、と疑問に思われる方もいるかもしれません。撮れた写真が、それほど変わらない見栄えなら、スマホでも十分なのではないのでしょうか?
そこで、一眼レフがスマホ内蔵のカメラより、どこがどれくらい優れているのか? また逆に、スマホ内蔵のカメラの方が一眼レフより有利なポイントがあるのかどうか比べてみました。
一眼レフの強み こんな写真が撮りたいなら絶対一眼レフ!
パソコン並にいろいろなことができるスマホと違い、一眼レフはカメラ専用機ですから、写真はきれいに撮れます。スペックを見てすぐわかるポイントが三つあります。解像度、感度、そしてレンズ交換が可能な点です。
一番わかりやすいのは、解像度です。これは、画素数を比べると一目瞭然です。一眼レフですと、2000万画素以上が普通です。画素とは、画像を構成している点々で、これが多いほどきめ細かく、少ないほどドット画のようなギザギザが目立ちます。
一眼レフだと入門者用カメラでも、たとえば、キヤノンEOS Kiss X9は約2420万画素、ニコンD3400は約2416万画素。
一方、スマホ内蔵カメラは、ZenFone 4Proは1600万画素、iPhone Xは1200万画素です。これも決して悪い数字ではありません。スマホの画面で見る分には、一眼レフの画質とほとんど差はないと思います。
しかし、一部分をクローズアップしたり、自宅の大画面テレビで見たりすると差が出てきます。プリントすると、もっと気になるかもしれません。
次にはっきり数値にでるのは、感度です。ISOの数値の大きい方が高感度です。一眼レフだと、たとえばキヤノンEOS Kiss X9もニコンD3400も最高、ISO25600まで可能です。日中普通に必要な感度はISO100程度ですから、超高感度です。うす暗いところでもフラッシュなしで撮れる範囲が広がりますね。
また、高感度なら手ブレしにくくなります。一眼レフの場合は、強力な手ブレ補正機能もついているので、夕方や間接照明の室内でも、照明の雰囲気を生かしつつ、ブレのない写真がビシッと撮れるわけです。
第3は、レンズの交換ができることで、スマホには全く太刀打ちできないポイントです。
スマホのカメラは、自分自身を撮るとき、背景もある程度入るように広角レンズを使っています。そのため、遠くのものを大きく撮ることはできません。デジタルズームは、一部を切り取って拡大しているだけですから、その分解像度は落ち、きめの粗い写真になってしまいます。
また、広角レンズは広い範囲を狭い画面に収めるので、画面の縁の方が歪むという性質があります。スマホのカメラで集合写真を撮ったら真ん中の子は普通に写っているのに、両脇の子が微妙に変顔になっていることがあるのはそのせいです。
ポートレート撮影には標準か中距離レンズを、近寄れない遠くのものを撮るには望遠レンズを、とレンズを交換すれば何にでも使えることが、一眼レフの一番の強みですね。もちろん、広角レンズで自撮りもできます。
スマホ内蔵カメラが一眼レフに勝る点
一眼レフが一番スマホに勝てないポイントは、携帯性でしょう。
軽量化が進んでいるとは言っても、100~200gのスマホには勝てません。しかも、一眼レフは固まりのような形……。スマホやタブレットのように薄ければ、多少大きくてもかさばりませんが、一眼レフはレンズも出っ張っていて、普通のバッグにはしまえません。
カメラは持っていなければ写真を撮れませんから、日々持ち歩く自撮り用に特化したカメラとしては、スマホのカメラは一眼レフよりはるかに優れていることになります。
一眼レフのこの点はどうしようもないので、「一眼レフ」にこだわらなければ、もっと小型軽量のミラーレス一眼やコンパクトデジカメを検討してみるのも一つの手でしょう。
もう一つは、インターネットとの連携です。
たとえば、即時性を重視するInstagramには、一眼レフで撮った写真はアップロードしにくいですよね。ただ、最近はそれも改善してきています。
特に、スマホと一眼レフが両方ともNFC対応ですと、ボタン一つで連携が可能です。また、NFC対応でなくてもWi-FiやBluetoothで通信できるカメラとスマホなら、手動で設定して一眼レフから写真を送り、スマホで受信できるようにしておけば、いつでもスマホで撮ったのとはひと味違う写真をSNSにアップできます。
できればスマホも一眼レフも持って歩きたい!
スマホのカメラは、自撮り用に特化していて、とても優れています。写真を撮るのは自撮りだけという人なら、一眼レフは必要ないのかもしれません。
しかし、遠くの物を撮りたいと思ったときには、一眼レフに望遠レンズがないと撮れません。一眼レフなら、スマホでは難しい暗いところの写真もブレなく撮れます。一眼レフでも自撮りはできますし、撮れた写真は大伸ばしにも耐える高画質です。ただし、外でのSNSへのアップロードは、スマホがないとできません。
スマホと一眼レフにはそれぞれ長所があり、組み合わせて使えばさらに良いので、できれば両方持って歩きたいところです。しかし、普段の使い方を思い返してみれば、大多数の人にとってはスマホだけで十分でしょう。
でも、逆に言えば、みんながスマホで撮っている普段の写真を一眼レフで撮れば、ちょっぴり目立てるかもしれませんね。

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