

ずっと使い続けてきたドコモのスマホ。長く使っても割引は小さく維持費も高いため、他社の割引きプランや格安SIMのプランが魅力的で『いっそのこと乗り換えたい』と思っている方も多いはず。でも高い解約金を払わなければならなかったり、スマホ割賦購入代金の残額支払いを一気に払わなければならず、なかなか踏み切れないというのが現状です。
ドコモのスマホ維持費は、通話カケホーダイプランの方で毎月7000円程度かかり、それにスマホ割賦購入代金や容量の多いデータ通信プランなどを払っている方は、10000円以上払っていることになります。
このまま、高い料金を払っているより、解約金を払ってでも他社の格安プランに乗り換えた方がお得なのではないか?でも、本当にお得なのか?などと、解約を迷っている方のために、今回は解約金の負担を少しでも軽くする方法と各キャリアが行っているお得なキャンペーンをご紹介します。月々の料金が下がった分で、ちょっとした贅沢や貯金をしてみてはいかがですか?
知らないと損する解約のタイミング
まずはお得なキャンペーンやサービスを紹介する前に、必ず知っておいてもらいたい解約のタイミングについてです。昔の携帯電話は、解約した月は日割り計算で料金を支払うのが一般的でしたが、現在のスマホは1日に解約しても30日(月末日)に解約しても同じ料金を支払わなければならない場合がほとんどです。
これは、通話のカケホーダイやパケホーダイなどの使い放題プランを選んでいる方が対象であり、SPモード料金などの一部例外がありますが、ドコモの場合○○ホーダイのプランは解約月を日割り計算で料金支払いをすることができません。月の上旬に解約し他社へ乗り換えると、端末は一つですが通常の約2倍の料金を支払わなければいけません。
月末日(30日or31日)に解約するのが理想ですが、何らかのトラブルで解約できなかったことを考えると25日頃に解約をするのがべターと言えるでしょう。
最もお得な解約!契約更新月に解約
解約金を払わなくて済むのであれば、それに越したことはありません。まずはじめに、ドコモの解約金がどのような場合に発生するか確認してみましょう。
スマホ契約の時に、ほとんどの方が、割引きを受けられる2年間定期契約の基本料金プランを利用していると思います。いわゆる“2年縛り”と呼ばれているプランです。基本料金がカケホーダイプランの場合は、以下の2パターンの料金プランがあります。
2年間の定期契約あり:2,700円
2年間の定期契約なし:4,200円
2つのプランを比べてお分かりの通り、2年間定期契約の場合は月々▲1,500円の大幅に割引きを受けることができます。その代わりに途中で解約すると、解約金9500円(税抜き)が発生するという仕組みです。2年間定期契約の方が月々の割引額が大きく魅力的なので、解約金があったとしても選んでしまう方が多いです。しかし、格安SIMなどの他社では1980円~の格安プランも出てきているため、定期契約ありプランと比較しても720円/月(8640円/年)もコストが高いこととなります。格安プランを1年以上継続すれば解約金分を賄えるため、解約金を払ってでも乗り換えたいですがどうせなら払いたくないと考えるのが普通です。
解約金を払わずに解約する方法は、2年間の契約更新月のタイミングのみです。契約月の翌月と翌々月の2ヶ月間がそれにあたります。例えば、2016年9月に契約をした場合、2年後の2018年10月と11月です。何もしなければ、また自動的に2年更新されてしまいます。
他社に乗り換えをお考えの方は、まず契約更新月がいつなのかを確認し、更新月まで期間が短いようでしたら、そのタイミングを待って解約しましょう。
とは言っても、正確に契約更新月を覚えてないという方も多いと思います。その場合は、下記の方法で確認しましょう。
契約更新時期の確認方法
- ドコモショップで確認
- ドコモお問い合わせセンターで確認
- ドコモの携帯から: 151(無料)固定電話から:0120-800-000
- My Docomo(ネット)で確認
受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
- My docomoにログインします。
- 契約内容確認などオンライン手続きを選択します。
- ドコモオンライン手続きをクリックします。
- パスワードを入力しログインをクリックします。
- ご契約内容確認・変更を選択し、ご契約プランの項目を表示すると契約更新月を 確認することができます。
他社の乗り換えキャンペーンを最大限に活用
2年定期契約がうっかり自動更新してしまったり、契約更新月まで期間がまだまだある中で、人気のスマホが発売されたり格安プランにすぐ乗り換えたい方もいるはず。そんなせっかちな方には「他社の乗り換えキャンペーンを利用して解約金を相殺する」方法をご紹介します。
大手キャリアauとsoftbankが実施しているMNP乗り換えをお考えの方は、以下のキャンペーンを利用してみてはいかがですか?
auの下取りプログラムとは
ドコモからauへ乗り換え(MNP)すると、対象機種を購入(主に最新機種)や各種サービスの契約をすることを条件に、現在使用しているスマホを下取りしてもらえるキャンペーンがあります。
最大で32,400円相当の割引きを受けることができるため、トータルコストで見た時に乗り換えた方が安くなることがあります。
主な機種の下取り金額は以下のようになります。
iPhoneシリーズ
- iPhone6s Plus 128GB、64GB、16GB:最大26,460円
- iPhone 6s 128GB、64GB、32GB、16GB:最大24,300円
- iPhone 6、6Plus 128GB、32GB、16GB:最大21,600円
- iPhone 5s 64GB、32GB、16GB:最大15,120円
- iPhone 5c 64GB、32GB、16GB:最大7,560円
- iPhone 5:最大4,860円
- iPhone 4s以前のモデル:最大2,700円
Androidスマートフォン
- Xperia X Performance、Z5:最大32,400円
- Xperia Z4、Z3、Z3:最大21,600円
- Galaxy S7 Edge:最大32,400円
- Galaxy Active neo、S6、S6 edge、S5 Active、S5:最大21,600円
- Galaxy J、Note2:最大10,800円
- その他:最大8,640円
- インターネット回線の見直し
- 電気料金プランとのセット割
- 下取り以外の乗り換えキャンペーンのチェック
- オンライン完結でテナント費がない分、キャッシュバック金額が大きい
- webだけではなく電話やメールで相談もできるので安心
- キャッシュバック最高額を保証してくれる
- ソフトバンクに乗り換えるなら最もお得
- 各キャリア公式のためiPhoneⅩ、iPhone8含め人気機種の在庫が豊富
- 24時間対応でオンライン完結のため時間をとられない
- オンラインショップ限定キャンペーンもあり、プランも自由に選べるため料金を安くできる
- キャリアを乗り換えない機種変更なら一番お得
- 不要なオプション加入など営業をされる
- キャッシュバックは出ない場合が多い
- 混雑しているため非常に時間がかかることがある
- 店員の質にばらつきがある
このサービスの最大の特徴は、ポイント(WALLETポイント)として受け取るため、本体値引き以外にも使えることです。
但し、こちらのサービスは、下取りする機種が正常に動作することが条件となります。動作してもキズがあったり、水濡れシールに反応が見られる場合などは減額やサービスの対象外となる場合があるので注意しましょう。
ソフトバンクののりかえ下取りプログラムとは
auと同様に下取りプログラムでの割引も選択でき、最大26,400円の特典(iPhon 7 32GBなら更に15,600円)を受けることができます。状態がよく比較的最新機種を使っている方であれば、断然に下取りプログラムの方がお得です。
(各機器の下取り額詳細は、こちらをご覧ください:http://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/norikae-shitadori/)
auとの大きな違いは、24回の分割で月々の料金支払い時に割引となるところです。のりかえ時に一時的に解約金などの料金を払わなければならないことは、デメリットと感じる方もいるでしょう。
以上2つのキャンペーンをご紹介しましたが、スマホを割賦購入している方など、解約時に割賦代金の残額も払わなければならないので注意が必要です。また、どちらにしても一時的に解約金の分は払わなければならず、分割で割引額が還元される場合が多いため、相殺できるかどうかトータルで考えるようにしましょう。
au,ソフトバンクの切り替えのデメリットは下取り金額が低い場合!その補填は何でする?
au,ソフトバンクへの乗り換えの場合、スマホの下取りによる相殺が高額で魅力的ではありますが、画面割れや型落ち機種の場合は、下取り価格が一気に下がります。
そこで諦めず、次の方法を検討してみましょう。
インターネット回線は各社でセット割りプランあり、auの場合はスマートバリュー,ソフトバンクの場合ソフトバンク光があります。これらは各社のスマホと同時契約することで、月々の料金(スマホ維持費+インターネット維持費)が安くなります。光電話や集合住宅等の条件によって異なりますが、auで月々2,000円,ソフトバンクで1,680円ほどの割引を受けることができます。
また、ドコモにはないサービスとして、電気自由化に伴いauとソフトバンクは電気料金プランとのセット割で電気料金とスマホ代が安くなるサービスも展開しています。これにより、電気料金とスマホ料金が月々100~1780円程度下がるため、これも合わせて契約すると安くなります。
さらに押さえておきたいのが、期間によって行われている下取り以外にも行っている乗り換えキャンペーンです。特に1~5月の間はスマホ,インターネットの新規契約と引っ越しによる契約変更者を狙って各社で競争となり、乗り換えキャンペーンにも力が入っています。2017年1月現在では、インターネット回線の新規契約、または他社からの切り替えでauで最大154,700円の還元やソフトバンクで24,000円分の商品券のプレゼントを行っています。これならスマホの下取り価格が低くても、解約金を補てんできます。もちろん、下取りがあっても受けられるサービスですので、スマホと一緒にインターネット回線の見直しもすることで、さらにお得になりましょう。
格安SIMプランのキャッシュバックキャンペーンとスマホ購入費用の抑え方
続いて、格安SIMのキャッシュバックキャンペーンを利用する方法です。
格安SIMを販売している事業者の中には、定期的に新規加入時にキャッシュバックやポイント還元などのキャンペーンを実施しています。タイミングが合えば、解約金に補填できるので、よく調べてみましょう。
また、格安SIMにするメリットとしては、スマホ維持費が2000円程度になるので、ドコモでの維持費が7000円だとすると、5000円近く安くなるので、結果的に比較的短期間で解約金を相殺できることになります。
SIMフリーのキャリアを使えば、SIMロックを解除(手続きに2,000円掛かります)すればこれまで使用していたスマホをそのまま使うことができ、スマホ購入費用を最小限にすることができます。SIMロック解除が可能なドコモの機種は、以下のサイトをご確認ください。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/201104/compatible_model/
ドコモ系の格安SIM(MVNO)であれば、SIMロック解除が不要でありそのままのスマホを使うことができるので、更に節約ができます。
格安SIMは格段に安くなりますが、実店舗がない場合が多いので、サポートを必要とする方は注意が必要です。また大手キャリアとのサービスをしっかり比較した上で検討しましょう。特に通信エリアが限定されたり電波が弱いエリアが増える可能性があるため、金額だけで決めることだけは控えてください。
まとめ
ドコモの解約金を払わずに済む方法や解約金相殺の方法をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
解約金を払った場合でも、一括で相殺とはいかないものの、キャンペーンを利用することで、欲しかった機種が購入でき割引きが受けられ、最終的にお得になったりします。また、格安SIMへの乗り換えで、月々の維持費を大幅に安くできるので、契約更新月のタイミングを待たなくても、十分元を取ることができるでしょう。
新規参入でさらに価格競争が厳しくなり、新たなサービスや値引きが増えてくるはずですので、こまめに情報をチェックするといいでしょう。
現在、乗り換えをお考えで迷っている方に、是非ご参考にしていただければと思います。

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