楽天モバイルの傘下になった『旧フリーテル』の当時と現在の状況

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2017年11月、MVNOの『フリーテル』は業績の悪化から楽天モバイルの傘下に入ることとなりました。MVNO業界においてこのようなケースは非常に稀なケースですが、当時フリーテルを利用していた方々にはどのような影響があったのでしょうか?

なお、『フリーテル』の旧運営会社「プラスワン・マーケティング株式会社」については、2017年12月4日、「民事再生法」の適用を受けるほどの深刻な状況となっていたようです。この点に関しましては、こちらの記事でも詳しく触れていますので、本記事と併せてご覧いただければと思います。

  本記事の目次

1. 楽天モバイルの傘下になったフリーテル

 1-1. 業績の悪化に苦しんでいたフリーテル

 1-2. 格安SIMと端末事業から撤退

 1-3. 楽天モバイルにもたらしたプラスの影響

2. 旧フリーテルユーザーへの影響

 2-1. 契約会社・サービスの提供会社の変更

 2-2. 個人情報の譲渡

 2-3. APNの再設定について

 2-4. キャンペーン特典の継続の有無

 2-5.『だれでもカケホーダイ』、『カウントフリー』などのサービス面の変更について

3. 終わりに

1. 楽天モバイルの傘下になったフリーテル

フリーテルが楽天モバイルの傘下になったのは、2017年11月1日のことです。これにともない、当時のフリーテルユーザーの契約先も楽天モバイルに変更されることとなりました。

旧フリーテルユーザーからすると寝耳に水のような出来事だったことでしょう。しかし、今回のようなことが今後の格安SIM業界で当たり前のように行われるようになる可能性は否定できません。

1-1. 業績の悪化に苦しんでいたフリーテル

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格安SIMはもともと料金が安いことから、獲得できる利益も限られています。したがって、どれだけ多くの利用者を集められるかが存続の鍵となるわけですが、最近のMVNO業界の情勢を見ると、何一つ苦しむことなく運営できている会社というのはまず存在しないのかもしれません。

そして今回のフリーテルも以下の表から、経営難に陥っていたことが見て取れます。このような事情から、「楽天モバイル」が買収に踏み切ったようです。

今回のようなケースは、その他の業界においては決して珍しい話ではありませんが、今後の格安SIM業界において顧客数の増加を目的とした買収の動きが加速する可能性は十分考えられます。

プラスワン・マーケティング決算表

出典:楽天モバイル

1-2. 格安SIMと端末事業から撤退したフリーテル

買収される前のフリーテル(プラスワンマーケティング)では、格安SIMSIMフリー端末の二つの事業を手掛けていました。当初楽天モバイルによる買収は格安SIM事業のみでしたが、2018年1月9日、『端末事業』に関しても「MAYA SYSTEM」が引き継ぐこととなりました。海外企業を対象とした事業に関しては継続中です。

1-3. 楽天モバイルにもたらしたプラスの影響

フリーテルを買収する前の「楽天モバイル」はシェア率では下位にとどまっていたわけですが、フリーテルを買収したことで大きく前進する形となりました。

さらにいえば、楽天側からすると、格安SIM以外のサービスでも利用者数の増加が見込めるのでまさに一石二鳥だったといえます。

2. 旧フリーテルユーザーへの影響

これまで企業側の影響について見てまいりましたが、ここからは旧フリーテルユーザーに与えた影響について見ていきたいと思います。

2-1. 契約会社・サービスの提供会社の変更

2017年11月1日以降、旧フリーテルユーザーの契約会社サービスの提供会社は「楽天モバイル」へ変更となりました。

2-2. 個人情報の譲渡

フリーテルで管理していた個人情報は、2017年11月1日からは楽天モバイル側で管理されることとなり、現在は利用料金の請求元も「楽天モバイル」となっています。

2-3. APNの再設定について

旧フリーテルユーザーはフリーテル用のAPN設定のもとで利用していましたが、契約先の変更後もAPNの再設定を行うことなく利用可能となっています。

2-4. キャンペーン特典の継続の有無

旧フリーテル時代に受けていたキャンペーンに関しましても、廃止となることはなく、そのまま利用可能となっています。

2-5. 『だれでもカケホーダイ』、『カウントフリー』などのサービス面の変更について

楽天モバイル」の傘下になったことによって、楽天モバイルに移行したサービスは以下の通りです。

  • 使った分だけ安心プラン
  • プレミアムバリュープラン
  • 定額プラン
  • プラスワン・マーケティング通話料いきなり半額
  • ニコニコ SIM(仮) powered by FREETEL
  • YAMADA SIM PLUS powered by FREETEL
  • スマートコミコミプラン
  • スマートコミコミ+プラン
  • FREETEL でんわ
  • FREETEL でんわ だれでもカケホーダイ

なお、2018年11月1日以降、カウントフリーのサービスが廃止となったことにともない、定額プランのデータ容量が30%分増量になるなど、サービス内容にも一部変更が生じています。詳しくはこちらをご覧になってください。

3. 終わりに

楽天モバイルの傘下になったことの影響で、旧フリーテルのサービス内容にも変更が生じています。旧フリーテルは他社と比べても料金は安めで利用者からの評判もそれほど悪くはありませんでした。そこに今回の買収によって、楽天モバイルのメリットも得られるようになったことを考えると、旧フリーテルユーザーにとっては良い出来事だったと思われる方が現れても不思議ではありません。

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