

Appleから発表された「iPhone X」
一見、スペックや性能を見るとデメリットはないのではないかと思ってしまいます。
ですが、iPhone Xにはいくつかの致命的なデメリットがあるのです。
是非、購入を検討している方は、メリットと併せてお読みいただき、参考にしていただきたい。
iPhone Xの欠点
それでは、iPhone Xの欠点、デメリットを見ていきましょう。
結構いろいろな場所に取り上げられている大きなデメリットから、個人的に「微妙だな……。」と思ったデメリットまで一気に紹介していきます!
ホームボタンの廃止
これがきっかけで購入をやめたユーザーがほとんどと言ってもいいくらい致命的なデメリットです。
Android端末のように、ホームボタンが画面に表示されるタイプへと変更されたため、従来のiPhoneシリーズから乗り換えを検討した人には最も辛いデメリットでしょう。
Android端末の中には、ホームボタンがディスプレイに表示されるタイプのものもありますが、従来のiPhoneシリーズでは一度もホームボタンがディスプレイ上に表示されたことはありません。
iPhone 7が発売されたとき、iPhoneユーザーでは「イヤホンジャックがない」という悲鳴があがりましたが、それと同時に「ホームボタンが物理ボタンからセンサーになってる!」との悲鳴もあがっています。
物理式のホームボタンとは、押したときに「カチッ」とボタンを押した感覚と音がなります。が、センサー式になると音も感覚もありません。
ただ、iPhone 7では、その違和感ができるだけ軽減されるよう、押したときに「ブルッ」と小さくiPhoneが振動するようになっていますが、そんな気遣いするくらいならホームボタンを元のやつに戻せって感じですね。
センサー式ホームボタンが採用されているAndroid端末から乗り換える人には、特に違和感がなく使用できるので、むしろメリットだと言えます。
ですが、iPhoneシリーズを愛してきたiPhoneユーザーにはものすごく痛いデメリットです。
背面がガラス使用に!? 懐かしの背面がガラスが復活!
皆さん、「スティーブ・ジョブズ」という方を知っていますか?彼はiPhoneを発表した人で、亡くなられた今でも彼のファンは大勢いるくらい人気があった方です。
「スティーブ・ジョブズ」が最後に生み出した、スティーブ・ジョブズのiPhoneで「最終形態」や「最高傑作」と言われた「iPhone 4S」では、背面がガラス設計でした。
確かに、その姿はとても美しく、デザイン性は非常に高い背面ガラスですが、ユーザーにとっては恐怖の仕様です。
ユーザーは美しいデザインを得た反面、「いつ背面が割れるかわからない」という恐怖と戦うことになります。
現在の「iPhone 6」シリーズや「iPhone 7」シリーズでは背面は合金アルミなどを使用した設計で、背面は割れません。
しかし、iPhone Xでは、その恐怖の「背面ガラス」が復活してしまったのです。
無線充電(ワイヤレス充電)のため、背面をガラスにせざるを得ない状況になったとのことです。
当時より割れにくいガラスが採用されており、バキバキ割れるようなことにはなりにくいと思いますが、やはりガラスはガラス。いつ割れるかわかりません。
「背面保護フィルム」や「背面保護カバー」などが一層求められます。
縁がないためか、操作がしにくい
「iPhone X」のコンセプトである「ベゼルを極限まで削った」というデザイン重視な設計が、逆に操作性を悪くすることになります。
特にゲームなんかをプレイするときは、ほとんどの方が画面をしっかりと握ると思います。
画面をしっかり握ってしまうと、縁がないがために、手のひらが認識されて誤タップしてしまうのではないでしょうか。
Android端末でもエッジ部分がタッチパネルのものがいくつかありますが、あまりにも誤タップが多発してしまうため、誤タップを防ぐアプリや、防止カバーも登場しています。
「そんなしっかり握ることなんてないし……別によくない?」
わかります。ですが、自撮り棒や片手でカメラを操作したいとき、車載スタンド、ひょっとしたらカバーの縁にも反応して不具合を起こす可能性があるかもしれません。
解像度が違うために起こる不具合
「iPhone X」は解像度が他のiPhoneシリーズと異なります。
iPhone 6~iPhone 8では750×1334、iPhone 6Plus~iPhone 8Plusでは1080×1920となっています。
iPhone 6が発売された2014年から解像度が同じというわけです。
ウェブデザイナーの方は、ウェブ開発者たちは、この解像度に合わせてサイトやコンテンツを制作していらっしゃいます。
ですが、このiPhone Xでは2436×1125という、今までとは全く異なる解像度のため、新しくiPhone X用に作らなければいけません。
解像度が違うと、表示が崩れたり、見づらくなったり、イメージとしてはスマートフォンでパソコン用のサイトを見るあの感じに近い状態になります。
開発者は神様でもなければロボットでもありませんので、対応に時間が掛かります。
当分はブラウジングがしにくい場合も考えられます。
画面が見にくい!? 有機ELの欠点
バッテリー持ちを考えて画面の明るさを手動にしている方もいるのではないでしょうか。
iPhone Xで画面の明るさを手動にすると、どうなるかわかりますか?
画面の明るさを手動にしたまま太陽下(外)に出ると、まったくと言っていいほど画面が見えません。
明るさが暗い状態だと、何も見えません。「見づらい」ではなく「見えない」んです。
というのも、自分は有機ELを搭載したスマートフォンを持っているのですが、とにかく周りの光に弱い。明るさを自動にしていないと外では使えません。
明るさをあげるか、自動に設定しないと、有機ELを搭載したスマートフォンの画面は見えません。
有機ELは、画面自体が発光していて、バックライトから光を得ている液晶とは異なり、その構造上、周りの光に弱いのです。
明るさをあげた結果、消費電力が増えていき、バッテリー持ちが悪くなっていきます。
よく外でスマートフォンを活用する方はこの点を意識していかなくてはいけません。
バッテリー持ちがiPhone 8Plusより悪い
バッテリー持ちを気にしている人は要注意です。
iPhone Xは、画面のサイズが最も近く、なおかつ最新機種である「iPhone 8Plus」よりバッテリー持ちが悪くなっています。
iPhone Xは8Plusより便利な機能もありますが、もちろんその分バッテリー持ちは悪くなります。
機種 | 用途 | 持続時間 |
iPhone X | インターネット接続 | 12時間 |
iPhone 8Plus | インターネット接続 | 13時間 |
iPhone XとiPhone 8Plusを比較した表を作ってみました。
微妙な差ですが、バッテリー持ちを気にしている方は要注意です。
個人的に微妙な点
- Siriが電源ボタンで起動するように
- ゴールド色がない
今までホームボタン長押しで起動する「Siri」が、iPhone Xではホームボタンがなくなったため、電源ボタンで起動するようになりました。
個人的にはホームボタン長押しで起動してほしかったですが、ホームボタンがなくなったので仕方が無いですね。
また、ゴールド色がないため、ゴールド色のiPhoneが好きな方は要注意です。
iPhone Xでは最新の技術を満遍なく利用した便利な機能が使える反面、このようなデメリットもいくつかあるため、購入するときはよく注意してからにしましょう!

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