

格安SIMというと様々な会社から様々なプランが出ていて興味はあるけどどれを選べば良いのかわからないという方もいるかと思います。格安SIMのプランの中には月々のデータ通信容量が決められていて、それを上回ると通信速度の制限がかかるものが多いです。あまりデータ通信を使用しない人には無縁の速度制限ですが、動画を見る人・ゲームをやる人にとってはプランを選ぶ際に重要視するところかと思います。
今回は数あるプランの中からデータ通信容量の制限も速度制限もないプランを3つ紹介します。
速度制限がかかる場合
速度制限がかからないプランについて紹介する前にまずは速度制限がかかる場合について見ていきましょう。
格安SIMカードを利用する際には少しでも通信料を安く済ませたいと考えると思います。そのような人向けのプランとして月1000円前後で利用できるプランがあります。このようなプランの多くは月1~3GB程度のデータ容量と決められていて、この通信容量を超えない限り、高速通信(通信速度は「上り最大○○Mbps、下り最大□□Mbps」というように表記されます)が可能です。
そして決められたデータ容量を超えた段階で通信速度が格段に落ちる(上り下り最大△△kbps)ことになります。
ちなみに1GBはというとブラウザでニュースサイトのトップページを約4000回表示する、動画を約5~6時間程度視聴する、ツイッターで約10000ツイートするといった程度で到達します(通信環境や条件によって変動します)。
また、月々のデータ容量が決められているわけではなく、最初から通信速度が抑えられているプランもあります。
あるプランでは通信速度制限がかかる前と後では速度が数百倍程度違います。数百倍というと大きな差がありそうですが文字と画像が数枚あるサイトを開くだけであれば数秒しか変わらないのでそれほどまで差は感じないと思います。しかし、動画の視聴やゲームをプレイするときには一度にたくさんのデータ通信を行うので大きな支障が出てくるでしょう。
速度制限なしのオススメ格安SIMプラン
1、ぷららモバイルLTE・定額無制限プラン
NTTグループに属する株式会社NTTぷららが運営しているぷららモバイルLTEのプランです。NTTグループということでNTTドコモと同じエリアで使用できます。インターネットプロバイダとしてよく知られているので信頼度が高いと期待されています。
「定額無制限プラン」は月々2980円で通信速度は最大3Mbps、速度制限はありません。またぷららモバイルLTEはNTT東日本・西日本が提供する「ひかりTVエントリープラン」の対象プランとなっているので追加料金なしで約3000本の動画がパソコン・スマホ・タブレット端末から視聴することができます。
また、音声通話も可能なプランも別途用意されています。
(ぷららではSIMカードがmicro SIMとnano SIMだけで標準SIM(mini SIM)は用意されていないのでご注意ください。)
公式サイト:ぷららモバイルLTE
2、U-mobile PREMIUMデータ専用
次に紹介するのが株式会社U-NEXTが提供しているU-mobileの「U-mobile PREMIUMデータ専用」プランです。月々2480円で通信速度が下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsということでぷららの「定額無制限プラン」よりも高速通信が可能です。
しかし、「他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間での大容量データの送受信は、公平なサービス提供のため、一時的に通信速度の制限を行うことがあります。」という注意書きがあるので想定される範囲を超えるほどの大容量のデータ通信をした場合には速度制限がかかることがあるようです。
データ専用のプランとは別に「U-mobile PREMIUM通話プラス」というプランもあり、こちらは月々2980円で音声通話も可能です。通話料金は別途かかりますがU-mobileでは独自の通話アプリ「U-CALL」も用意されていて30秒10円で通話ができるのでデータ通信も通話もお得に使いたい方には「U-mobile PREMIUM通話プラス」がオススメです。
公式サイト:U-mobile PREMIUM
3、ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIM
「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIM」は先に紹介した通信速度が始めから抑えられているプランになります。通信速度が250kbpsしか出ないのでいくら使っても速度が制限されることがなく、もともと速度が遅い代わりに前出の2つよりも1ケタ安い月々480円で利用することができます。
最大通信速度が250kbpsということで動画視聴やゲームをプレイするには向きませんが、使用目的を限定すればある程度使うことができます。例えば使用目的をメールやLINEに限定します。メールやLINEは大きなファイルを送ることは難しいかもしれませんが普通のテキストやチャット機能は問題なく使えます。LINEの音声通話は音質が悪くなることが多いですが聞き取れないほどではないので使用できると考えられます。
ネットの閲覧もテキストのみや画像が少ないページであれば読み込みに少し時間がかかる程度です。
では、動画の視聴や大容量の通信をしたいときはどうするかというとWi-Fi接続で行うのが良いでしょう。Wi-Fi環境がある人はもちろんですが、ワイヤレスゲートはチェーン店やコンビニ、駅など全国約40000か所に設置されている公衆無線LANのアクセスポイントが使えるというのが大きなウリです。公衆無線LANをうまく利用することで通信速度を気にせず使うことが可能になります。
格安SIMのプランの中には月1000円程度で2GBのデータ容量があり、それを超えると通信速度が200kbps落ちるというものもありますが、「ワイヤレスゲートWiFi+LTE SIM」の場合には250kbpsであり50kbpsの差があります。この差は意外と大きいので月額料金を含め侮れないプランだと言えるでしょう。
公式サイト:ワイヤレスゲートWiFi+LTE SIM
まとめ
格安SIMのプランは急速に増えており、利用者のニーズに合わせて多様化してきています。その中でも速度制限なしの格安SIMも増えていますが高速通信を無制限でというサービスはまだまだ多くありません。
急成長している分野ということもあり、一時的に速度が遅くなる、使えなくなるといったことも起こっているのが現状です。
しかし、新しいプランが次々出ている状況を見ると近いうちに状況が改善し、競争も激化していくと考えられます。また、最後に紹介した「ワイヤレスゲートWiFi+LTE SIM」のような高速通信はできないものの料金が安いといったサービスも増えてきています。多種多様なサービスの中から自分に合ったプランを探すのは大変ですが今回紹介したプランも参考にしてみてください。

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