

最近よく耳にする「格安SIM」と「格安スマホ」。聞いたことはあるけど、具体的にどんなものなのかは分からないという方も多いのではないでしょうか?
格安スマホにすると、携帯の月額利用料金を通常の約5分の1にまで抑えることができます。あまりにも安いので「魅力的だけど怪しい」「安い分品質が良くないんでしょ」とお思いの方もいるでしょう。
今回は、そんな疑惑のある格安SIMと格安スマホについての基礎知識を一緒に見ていきましょう。
そもそもSIMカードってなに?
SIMカードとは、携帯会社の端末で通信をする際に必要なカードのことです。SIMカードはそれぞれ固有のID番号をもっており、これを端末に装着しなければ個人を特定することができないため、通信も行えません。スマホを使う上で必要不可欠なものなのです。
では格安SIMとは?
格安SIMは、大手キャリアから通信回線を借りることでコストを削減することで低価格で提供されているSIMカードのことです。
「格安」というネーミングのせいなのか低品質だと思われがちですが、大手キャリアから借りた通信回線のため、格安SIMとはいえ品質や通信速度も劣っているというわけではありません。
格安スマホって何?
格安スマホとは、格安SIMを使用したスマホのことです。通常の携帯と比べると本体価格がとても安いのが特徴で、3万円も出せば十分なスペックのスマホを手に入れることができます。iPhoneの場合は本体価格が8~10万円かかることを考えると格安スマホがいかに安価なのかがわかりますね。
さらに、格安スマホはさまざまな料金プランの中から自分が欲しいと思ったプランだけを選ぶことで、料金をより一層安価にすることが可能です。
格安SIM・スマホのデメリットとは
ここまで、格安SIM・格安スマホの特徴やメリットについて見てきました。毎月の利用料金を安く抑えることができるのが最大の魅力ともいえる格安SIM・格安スマホですが、やはりデメリットもあります。
通話料金に関してはかえって高くつく?!
大手携帯会社では一般的な、電話の「かけ放題サービス」が、格安SIM・格安スマホにはない場合がほとんど。最近は、Y!mobileなどであれば大手キャリアのかけ放題に近い内容のプランを提供しているようです。 また、多くの人が利用している無料通話アプリ「LINE」に関しても、キャリアのサービスを利用しなければ年齢認証ができないため、無料通話機能を満足に使うことは難しい可能性もあります。
この問題は、LINEが販売している格安SIMを購入・利用することで解決できますが、選択肢が狭まるので不便に思う方もいるのではないでしょうか。
キャリアと同等のサービスが受けられない
大手キャリアと比べると格安スマホはショップが少ないため、トラブルが起きた場合のサポートが少し心もとなく感じるかもしれません。ただ、サポート相談窓口を深夜まで設けて対応してもらえるので、たいていの場合は問題ないでしょう。
また、格安スマホはキャリアメールを利用することができないところも、欠点といえます。ただ、最近ではGmailなど無料のメールサービスさえ使えれば大丈夫という方も多いため、不便に思う場面は少ないかもしれません。
ご紹介したようなデメリットを承知の上で、それでも格安SIM・格安スマホに乗り換えたいという方に、ここからは格安スマホを手に入れるための手順をお伝えします。
その1・SIMフリーのスマホ・端末を準備する
SIMフリーとは、要するに格安SIM・格安スマホのことです。大手携帯会社で購入したスマホは、不正使用を防ぐためにSIMと端末がロックされており、各キャリアのSIMカードしか使えない状態です。SIMフリーとはそのロックが解除されたスマホのことなのです。
キャリアから回線を借りて通信を行う格安スマホは、ロックの解除されていなければ回線を借りることができないため使えません。そのため、格安SIM・格安スマホはSIMフリーの状態のものがセットで必要になります。
「なんだか難しそう」と感じてしまう方もいるかもしれませんが、今お手持ちのキャリアで購入した端末を、格安スマホにすることも可能なのでご安心ください。大手キャリアのスマホは、一つの端末につき3,000円でSIMロックを解除することができるのです。少し出費は必要になりますが、これでお手持ちのスマホをそのまま格安スマホにすることができます。
また、元からSIMロックがない(SIMフリー)スマホ端末も販売されています。ご自分に合う方法で格安スマホをご用意ください。はじめからSIMフリーの状態で売られる格安スマホを購入する際は、リサイクルショップやネットショップなどを探すと、中古品から新品まで好みのものを見つけることができるでしょう。
その2・SIMカードを購入
手順その1の要領でSIMフリーのスマホ端末を準備できたら、お次はSIMカードを手に入れましょう。SIMカードにはさまざまな種類があります。カードによって、通話機能付きのものや通信機能のみのものなど内容が違うため、ご自分の利用シーンや好みに合ったSIMカードを選ぶ必要があります。また、使う端末によって装着できるSIMカードのサイズが違うので注意しましょう。SIMカードのサイズには大まかに、標準SIM、microSIM、nanoSIMの3つがあります。万が一端末のSIMカードのサイズと違うものを用意してしまうと、装着することができません。準備した端末のSIMカードのサイズは、事前にしっかりとチェックするようにしましょう。
その3・あとは装着すればOK
端末とSIMカードを準備できたら必要な材料は完璧。あとは装着すればOKです。
装着後は、契約した格安SIMの販売会社ごとに異なる設定をする必要があるのですが、契約時に受付の人に頼むとしてもらえます。自信がない方は、SIMカードを申し込んだ際に受付でお願いすることをオススメいたします。
まとめ
ここまで格安SIM・格安スマホについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?利用料金をお安く済ませることができる分デメリットはあるものの、やはり大手キャリアと比較すると利用料金のお安さはとても魅力的ですよね。
冒頭でもお伝えしたように、大手キャリアと比べると月額料金を5分の1にまで抑えることができる格安スマホ。もし、まだ乗り換えるか迷っている方は、この機会にぜひ格安SIM・格安スマホへ変えてみてはいかがでしょうか。

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