

ここ最近よく耳にする「格安SIM」という言葉。気になる方も多いのではないのでしょうか?
近年急速に広まっている「格安SIM」というスマホ契約。周りにも格安スマホに機種変更したというような声がちらほら増えています。
では格安スマホとはいったいなんなのか、本当に格安なのか、メリットは? デメリットは?
三大キャリアと何が違うのか? どこと契約すると格安で携帯を維持できるのか?
格安SIMに関する疑問と、数多く存在する「格安SIM」キャリアを10社に絞り、徹底比較したいと思います。
もくじ |
1.そもそも「格安SIM」ってなに?
格安SIMとはそもそも、どういうものなのでしょうか?
SIMカードとはスマホやタブレットに挿して使うICカードで、回線の契約者を識別するために必要なものです。
iPhoneでもAndroidでもこのSIMカードを指すことで契約キャリアの回線を利用してインターネットや通話を行うことができます。
この小さなカードの中に電話番号や回線情報が記録されています。
Wi-Fi運用を行う場合はこのSIMカードは必要ありません。
その場合、キャリアの回線を使用できないため通話が不可能となります。
ですから、皆なんらかのキャリアと契約するわけですが、三大キャリアより安く回線を提供している業者が数十社存在します。
それを総じて「格安SIM」と呼んでいます。
2.格安SIMのメリットとは?
2-1.維持費の安さ
格安SIMのメリットとはなんでしょうか?
その名のごとく格安SIMのメリットは安さです。
それ以外にメリットが必要であるとは思えませんし、近年のスマホ料金は高いというのがユーザーの最も多い不満ではないでしょうか?
大手キャリアでスマホを維持する場合、あらゆる割引を活用しても、月々5,000円以下になることは難しいでしょう。
平均では月々8,000円ほど払っているのではないでしょうか?
格安SIMの場合、月々の携帯維持費を1,000円以下に抑えることも十分可能です。
2-2.プランの豊富さ
SIMのみの契約の場合はデータ通信のみなら1ヶ月、音声通話付きならば半年程度と非常に契約期間が短く、乗り換えが気軽にできます。また通信料も100MBから契約できるキャリアもあり、三大キャリアにはない豊富なプランが魅力です。通話プランに関しても細かく設定されているため、自分のライフプランにあった契約を結ぶことが可能です。
※但し、端末とSIMのセットの場合は現在、2年契約が殆どです。
3.格安SIMのデメリットとは?
3-1.キャリアメール・キャリア関連サービスが使えない
キャリア関連サービスとは、@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどのメールサービス、キャリア決済、年齢認証などです。現在キャリアメールはGmailやLINEなどの普及により昔ほど重要性がなくなっています。どうしても必要でないのなら格安SIMに乗り換えるメリットは十分にあるのではないでしょうか。
3-2.通話料が高い?
よく聞く話ですが、格安SIMは通話プランがないため、三大キャリアよりも通話料が高くなるのではないかということ。
実際には各社通話プランを提供しているため、格安SIMの通話料が高くなるということはありません。
例えば、各社以下のような通話プランを提供しています。
楽天モバイル:5分かけ放題オプション 850円/月
BIGLOBE:通話パック60(最大60分の無料通話)650円/月
3分かけ放題 650円/月
mineo:通話定額30(最大30分の無料通話)840円/月
通話定額60(最大60分の無料通話)1,680円/月
UQ mobile:ぴったりプラン(最大90分無料通話+2GB通信)1,980円/月
たっぷりプラン(最大180分無料通話+6GB通信)2,980円/月
IIJmio:家族間30分以内 誰とでも5分以内 かけ放題 830円/月
家族間10分以内 誰とでも3分以内 かけ放題 600円/月
OCNモバイルONE:5分かけ放題オプション 850円
NifMo:国内かけ放題サービス(IP電話) 1,300円/月
自分が誰と何分話すのか、ライフプランに合わせて最適なキャリアを選ぶことで、
格段に安く維持することが可能です。
「5分以内で通話がほとんど終わる」という方は楽天モバイルのプランが最適ですし、
「めったに話さないが60分は無料通話がほしい」という方はBIGLOBEがおすすめということになります。
自分にあったプランを探すことが格安SIMの第一歩といえるかもしれません。
4.格安SIM10社の価格を比較してみた。
格安SIMの主要10社を比較してみました。
まずは、下記の表をご覧ください。
MVNO名 |
最安値プラン価格 |
5GBプラン価格 |
特徴 |
(docomo系) |
¥700 (449MBまで) |
¥2,000
|
|
【 |
¥1,140 ライトプラン |
¥1,210 |
|
【楽天モバイル】 |
¥1,250 ベーシックプラン(200Kbps、データ量無制限) |
¥2,150 |
|
【BIGLOBE SIM |
¥1,400 (1GB) |
¥2,150 (6GB) |
|
【 |
¥1,310 (au) ¥1,400 (docomo) (500MB) |
¥2,190 (au) ¥2,280 (docomo) |
|
【 |
¥1,580 (3GB) |
¥1,980 |
|
【 |
¥1,600 (3GB) |
¥2,220 (6GB) |
|
【 |
¥1,600 (3GB) |
¥2,300 |
|
【OCN モバイル ONE |
¥1,600 (110MB/日) |
¥2,150 |
|
【 |
¥1,680 (3GB) |
¥2,680 (500Kbps、データ無制限) |
|
格安SIMを提供している各社を具体的に見ていきましょう。
4-1.nuro mobile (docomo系)
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービスです。1GBきざみでデータ量を選べるため、無駄なく自分にあったプランを選べます。プランがシンプルであるため、難しいことを考えずに使えるのが最大の魅力です。月に500MBまでなんと無料で使える「0 SIM」は画期的で音声プランと合わせても月額¥700でスマホを持てるのは業界最安値です。
4-2.
DMMモバイル (docomo系)
DMMモバイルは、アダルト動画配信をメインの事業としているDMMが行っている格安スマホ会社です。3日間の通信量制限がないので、ついつい使いすぎてしまう人にも安心です。SIMカードが自分の手元に届いてからの回線切替なので、通信不能期間がほとんどありません。またDMMモバイルを使うメリットは、毎月利用料金の10分の1のDMMポイントがもらえます。
このポイントは、DMMサイト内のほとんどのサービスで利用することができるので通常の書籍の購入やコミック、電子書籍の購入にも使うことができます。選べる機種も12種類と豊富なので、いまからスマホ機種を購入しようと思っている方にはオススメの格安スマホキャリアとなります。
4-3.楽天モバイル (docomo系)
国内最大手のインターネットショッピングサイトである楽天が運営する格安スマホです。格安スマホサービスとしては後発組ですが、もともとの会員数が多いこともあり、現在はかなりメジャーな格安スマホキャリアに成長しました。
特徴としては選べるスマホ機種の多さがあげられます。格安スマホ機種のほとんどは、楽天モバイルで購入することができます。既に楽天ユーザーの方であれば、既にある会員情報を利用するため、申込みの際に氏名や住所を入力する手間が大幅に省けることも大きなメリットのひとつです。また、月額利用料金の100分の1が楽天ポイントでキャッシュバックされます。契約初月は基本料金無料なので、前契約キャリアとの料金二重払いが防げるのもポイントが高いです。
4-4.BIGLOBE MOBILE (docomo系)
格安SIMの老舗です。「プロバイダの会社で有名なので、ご存知の方も多いでしょう。契約月から3ヶ月は月間利用料を無料にしてくれたり、特定の機種の価格を大幅に割り引いてくれたりと、キャンペーンが豊富です。ビッグローブの最大の特徴は、シェアプランが手軽に使える点です。例えば、12GBの容量で契約した状態で、契約事務手数料3000円と、月額900円の支払いだけで、SIMをもう一枚追加することができます。
家族で格安スマホに乗り換えるなどの場合は、BIGLOBE SIMがオススメです。
4-5.mineo (docomo/au系)
mineoは、少し変わった格安スマホキャリアです。 特徴は、ドコモ端末でもau端末にも使用できるという点。格安スマホキャリアは、基本的にドコモ端末かSIMフリースマホでないと使えませんが、mineoはauの端末も使用できます。「ドコモプラン」と「auプラン」を用意しており、それぞれのキャリアの端末で使用できます。au端末でも利用できる格安スマホキャリアはまだ少数ですので、auのスマホでそのまま格安スマホにしたいという方には、mineoがオススメです。
4-6.U-mobile (docomo系)
U-mobileの通信速度はそこそこ速く、無料で使えるWiFiスポットがあり、PREMIUM LTE使い放題プランを利用すれば映画の新作が毎月1つ見れたり、音楽が聴き放題のプランがあったりと、エンターテイメントに強い格安SIMになっています。音楽や映画が好きな場合におすすめの格安SIMです。10分通話300回無料のプランがあるので、通話量が多い方におすすめです。
4-7.
IIJmio (docomo/au系)
IJmioは2008年より提供されている老舗の格安SIMです。IIJmioは、最大10回線まで1契約の高速通信容量を共有することで全回線の合計料金を安く抑えることができる「ファミリーシェアプラン」が特徴です。またiPhoneやiOSのバージョンアップ時はいち早く動作の確認を実施し報告するため、iPhoneユーザーはすぐに新しいiPhoneやiOSを利用できるのも大きなメリットです。データ追加料金が¥200/100MBで少量から追加できるため、こまかく増やしたい方にもおすすめです。
4-8.
NifMo (docomo系)
NifMoの強みは通信品質の良さです。NifMoはドコモ系の格安SIMでも実際に出る通信速度が比較的速くなっています。3GBプランの月額料金は900円と比較的割安ですが、5GBプラン以上だと高めに設定されています。以前はデータ容量のシェアができなかったNifMoですが、2016年9月27日より「NifMo ファミリープログラム」が開始され、家族が増えるとデータ通信容量が増えるファミリーおまとめボーナスやシェアプラン利便性が向上しました。
4-9.OCN モバイル ONE (docomo系)
OCNモバイルは、格安スマホキャリアとしてはかなり老舗です。OCNモバイルの最大の特徴は、他社と違って「一日ごとの容量」のコースがある点です。毎日110MB使えるコースが月額900円といったように変わったプランを選べます。一日ごとのプランによるメリットは月末に通信制限される心配がない点です。これは大手キャリアに導入してもよいほど使いやすいサービスです。
4-10.UQモバイル (au系)
MVNOのUQ mobileはau回線を使っているため通信速度が圧倒的に速く、速度も全時間帯で安定しています。格安SIMの中で通信品質が一番良いのはUQ mobileといえるでしょう。データ無制限プランがあり、使用量を気にせずデータ通信を楽しめる点もポイントが高いです。通信速度に重点を置く方にはおすすめのキャリアです。
5.三大キャリアと格安SIMの通信速度に差はあるのか?
先に結論を言ってしまいますと、通信速度に差はあります。どうしても三大キャリアの4Gの速度にはかないません。どうして差がでるかというと、格安SIM会社は大手キャリアから帯域を買っているのです。ドコモと格安SIM会社の間の道(帯域)は格安SIM会社がドコモ等からお金を出して購入しているため、お金をたくさん出している格安SIM会社ほどこの道が広いので、一度に多くのデータが通ることができます。
そのため多くの格安SIM会社がこの帯域を広げるためにお金を費やしています。現状では予算が限られているため、大手三大キャリアほどスピードの出る帯域が確保できていないのが現状です。
一方でドコモのような大手キャリアはこの道が存在しないのでこれによる速度低下が発生しません。具体的にどのくらい違うかを論じるのは状況によって変わりますが、ワンテンポ遅れるというのが両方を使ったユーザーの大半の意見のようです。
6.まとめ
格安SIMはこんな人におすすめ
- とにかく安くスマホを維持したい
- iPhoneにこだわりがない、または旧iPhoneでもいい
- 最新機種のAndroidにこだわりがない
- 少しくらい通信速度が遅くても気にしない
- キャリアメールは不要
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