

LINEモバイルの評判は良いです。
どこかデメリットもあるはずだと思い、いろいろなレビューを探してみたのですが、「安い」「速い」「不都合なし」と、良い評判が大部分でした。
これは、一目でLINEユーザーには使いやすいとわかる「LINEモバイル」という名前が良いのだと思います。
LINEを使う人にとっては良いことずくめ、使わない人にとってはお得じゃないと名前でわかります。この名前のおかげでミスマッチが減り、選んだ人も選ばなかった人も満足という結果になっているのでしょう。
LINEモバイルには、次のようなデメリットがありますから、悪い評判もあるはずだと思っていたのですが、予想は外れました。
LINEを使わない人にとっては「LINEフリー」「コミュニケーションフリー」は割高
LINEモバイルの一番の特徴である「LINEフリー」プラン。
これはすべてのプラン、全コースに付いています。データ容量を使い切ってしまったあとでも、LINEは高速データ通信ができます。これがLINEユーザーに評判が良い理由です。「コミュニケーションフリー」プランや「MUSIC+」プランでは、これにTwitter、Facebook、Instagrmが含まれますから、常に何か投稿している人は重宝しますよね。
逆に、付いていないプランはないので、何もいらない、とにかく安い格安スマホ、格安SIMを求めている人には不向きです。
SMSなしデータSIMはWEB申し込みのみ。エントリーパッケージは使えない
LINEモバイルのほとんどのプランはSMS付きです。
データ通信だけでSMSはいらない、とにかく安くあげたい、という人はLINEモバイルを選ぶべきではありません。
唯一、SMSなしで月額使用料500円の「LINEフリー」プランのデータSIM(SMSなし)タイプは、店舗での扱いはなく、エントリーパッケージでの申し込みもできません。LINEモバイルの公式サイトから申し込むWEB申し込みのみの扱いになっていますから、間違ってエントリーパッケージを買わないように気をつけましょう。
「LINEフリー」プランはストリーミング動画を見るにはデータ通信量が少なめ
「LINEフリー」プランの3つのタイプともデータ容量は1GBです。LINEのトークや無料通話、ビデオ通話は通信量にカウントされませんから、これらを主に使う人はこれでも足りてしまいます。
しかし、動画を見るには1GBは少ないかもしれません。「LINEフリー」プランでもLINE LIVEはカウントフリー対象外です。
同じように、「コミュニケーションフリー」プランでも、Instagramなどのライブストリーミング動画はカウントフリーの対象ではありません。
データ通信量の追加購入もできますが、0.5GB 500円、1GB 1,000円、3GB 3,000円かかります。仮に「LINEフリー」プランSMSなしデータSIMタイプに2GB買い足すと、2,500円になり割高になってしまいます。
データ通信量を3GBにして月額使用料金(税抜き)を他のMVNOと比べてみると……
データSIM(SMSなし) | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM(SMS付き) | |
LINEモバイル (LINEフリー+2GB) |
2,500円 (500+2,000円) |
2,620円 (620+2,000円) |
3,200円 (1,200+2,000円) |
LINEモバイル (コミュニケーションフリー) |
なし | 1,110円 | 1,690円 |
楽天モバイル(3.1GB) | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
BIGLOBEモバイル(3GB) | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
mineo Dプラン(3GB) | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
データ通信だけばんばん使う安いSIMが欲しいのなら、ほかのMVNOを探した方が良いかもしれません。
LINEモバイルは、LINEユーザーに大きなメリット!
LINEモバイルの評判がいいのは、やはりLINEユーザーの使い方にぴったりあっているからでしょう。連絡を取る手段が主にLINEなら、音声通話もあまり使わないでしょうから、「LINEフリー」プランが月額料金の圧縮に役立ちます。
また、LINEの年齢認証に対応しておりID検索できることで、LINEの機能が3大キャリア同様に使えます。それでいて、月額基本利用料はdocomoなどに比べて安いのです。年齢認証に対応しているMVNOは、現在のところ、LINEモバイルの他はワイモバイルだけです。
LINEモバイルはメリット、デメリットがわかりやすいから損する人は選ばない
このように、申し込む前からデメリットがわかりやすいことが、良い評判につながっているのでしょう。
LINEモバイルにも、他の格安スマホ、格安SIMと同じく、
①無料通話がない(10分かけ放題オプションは月額880円)、②110番など一部の電話がかけられない、といったデメリットがあります。
また、乗り換えの場合は、
③キャリアメールが使えなくなる、④もとの携帯電話会社の契約更新時期でないときに乗り換えると契約解除手数料が取られる、⑤分割で買った端末代金が残っていると、残金が一気にかかってくる、といった問題が起こってくることもあります。
これらのデメリットは、MVNOに共通しているはずですが、LINEモバイルについてそうした評判がほとんど聞かれないのは、LINEモバイルが2016年にサービスを開始した比較的後発のMVNOなので、その辺りをよくわかって申し込む人が多いからでしょうか。
これからLINEモバイルに申し込む人は、単に「安いから」「評判が良いから」というだけでなく、これらのデメリットが自分にとっては問題にならないことを確認してから申し込むと、高い満足感を得られることでしょう。

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