

auから楽天モバイルにのりかえてみたいと考えることがあると思います。
そんな時、「今使っているスマートフォンはまだまだ使えるけど、楽天モバイルではそのまま使えるの?」といった疑問が沸いてきますよね。
auのスマートフォンを楽天モバイルで使いたい場合、どのようにしたら使えるようになるのでしょうか。今回は、楽天モバイルでauスマートフォンを使うためのノウハウをご紹介します。
基本的にすることは2つ!
SIMロック解除と対応する周波数帯のチェックです。
SIMロックを解除しよう
SIMロックって何?
キャリアのスマートフォンには「SIMロック」というものがかかっています。
SIMロックがかかっていると、他の通信業者が提供するSIMカードを使うことができません。
つまり、auのSIMロックがかかっている状態のスマートフォンに、楽天モバイルのSIMカードを挿しても使うことはできないのです。
では、どうしたらよいのでしょう?
答えは簡単、「SIMロックを解除」をすればいいんです。
格安SIMを検討したことがある人なら、「SIMフリーのスマートフォン」ならどの通信会社でも端末として使える、といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、「SIMロック解除」=「SIMフリーのスマートフォンにする」ということなんです。
SIMロック解除の手続き方法
では、具体的な手続きについて紹介していきたいと思います。
パソコンやスマートフォンから手続きをする(無料)
My auから手続き可能です。
受付時間は9:00~21:30となっています。
auショップでの手続き(有料)
auショップに持ち込んでSIMロック解除の手続きをします。
手数料は3,000円(税抜)です。
SIMロック解除申請をする時の注意点
SIMロック解除は決して難しくありませんが、気を付けたいポイントがありますのでいくつか紹介したいと思います。
- SIMロック解除する前にデータバックアップしよう。
- SIMロック解除はauを解約する前に済ませよう。
- auのスマートフォン端末は楽天モバイルで公式には動作保証していないことに注意しよう。
auでは、SIMロック解除によって、データが消えてしまう可能性があると注意喚起しています。万が一に備えて大事なデータはバックアップしておきましょう。
auを解約した後も解約日から100日以内ならば、auショップでSIMロック解除を行うことができますが、有料になってしまうので可能な限り解約前に解除申請をしましょうね。
続いて、周波数帯(バンド)のチェックについて紹介していきたいと思います。
スマホ端末ごとに対応している周波数帯(バンド)をチェックしよう
周波数帯(バンド)とは
周波数帯という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
スマートフォンが通信を行う際に使用する電波は「周波数帯(バンド)」と呼ばれる区分けで分類されています。周波数帯は電波の通り道のようなもので、用途によって割り当てが決まっています。
電波は携帯電話はもちろん、テレビ、ラジオなど様々な用途で使用されています。みんなが電波を好き勝手使ってしまうと通信が不安定になってしまいます。電波も交通整理が必要なんですね。
なぜ周波数帯のチェックが必要なの
では、なぜ周波数帯のチェックが必要なのでしょうか。
スマートフォン、携帯電話通信に割り当てられている周波数帯は現在12ありますが、全てを使えるわけではありません。au、ドコモ、ソフトバンクでそれぞれ使える周波数帯が決まっていますし、スマートフォン端末自体も対応している周波数帯とそうでない周波数帯があるんです。
つまりは、通信会社と端末の組み合わせが噛み合わないと、せっかくSIMロック解除しても使うことができない、ということなんですね。周波数帯のチェックが重要な理由が何となくわかってもらえたでしょうか。
周波数帯(バンド)を調べよう
各通信会社に割り当てられている周波数帯を一覧にまとめてみました。
楽天モバイルはドコモの通信回線を利用していますので、ドコモに割り当てられている周波数帯を確認してください。
(LTE)
周波数帯(バンド) | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
700MHz帯(28) | 〇 | 〇 | 〇 |
800MHz帯(18/26) | 〇 | ||
800MHz帯(19) | 〇 | ||
900MHz帯(8) | 〇 | ||
1.5GHz帯(11) | 〇 | 〇 | |
1.5GHz帯(21) | 〇 | ||
1.7GHz帯(3) | 〇 | 〇 | |
2.0GHz帯(1) | 〇 | 〇 | 〇 |
3.5GHz帯(42) | 〇 | 〇 | 〇 |
(3G)
周波数帯(バンド) | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
800MHz(クラス0) | CDMA2000 | ||
800MHz(VI/XIX) | W-CDMA | ||
900MHz(VIII) | W-CDMA | ||
1.7GHz(IX) | W-CDMA | ||
2.0GHz(クラス6) | CDMA2000 | ||
2.0GHz(I) | W-CDMA | W-CDMA |
LTEはデータ通信、3Gは通話をするために必要な通信規格です。
LTE、3Gそれぞれについて端末との組み合わせが問題ないかきちんと確認しましょう。
特に見落としがちなのが3Gの組み合わせ。auはCDMA2000という通信規格なのに対し、ドコモはW-CDMAという規格を使用しています。楽天モバイルはドコモの回線を使用していますので、手持ちのスマートフォン端末がW-CDMAのどの周波数帯に対応しているのか確認するようにしてください。
auの公式ホームページに、SIMロックを解除した後に使うことができる周波数帯が記載されています。
⇒au(公式)SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧
では、AppleのiPhoneとサムスン電子のGalaxyシリーズを例に、対応している周波数帯を確認してみましょう。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、対応している周波数帯は以下の通りです。
対応バンドを照らし合わせると、iPhoneは使えそうだということがわかります。
・LTEに対応しているバンド:1、3、8、11、18、19、21、26、28
(iPhone 6s、6s Plus、SEはバンド11未対応)
・3G(W-CDMA)に対応しているバンド:1、6、8、19
Galaxyシリーズの場合
Galaxyシリーズの場合、対応している周波数帯は以下の通りです。
iPhoneと比べると、対応数が少ないため”つながりやすさ”に差が出てきそうです。
・LTEに対応しているバンド:1、3、18、26、28
・3G(W-CDMA)に対応しているバンド:1
サービスエリアも要チェック
前述の通り、ドコモ(楽天モバイル)の場合、LTEで6周波数帯、3Gで3周波数帯に対応していますが、地域によって提供している周波数帯に差がある点にも注意が必要です。
ドコモのサービスエリアマップから凡例と地図を照らし合わせて見ていくと、大まかな対応状況は分かるかもしれませんが、正確にチェックするのは簡単ではありません。
もし完璧にチェックして知っておきたいのであれば、ドコモショップに出向いて調べてもらいましょう。
確認に時間がかかることが予想されるので、お店には余裕をもって行きましょうね。
今のスマートフォンが本当に使えるのか不安なら
auから切り替えやすい格安SIMもある
auやソフトバンクのスマートフォン端末は、通信方式の違いなどの理由で楽天モバイルでは公式には動作確認をしていません。そういった点が不安なら、au回線を使っている格安SIMを選択してみてはどうでしょうか。
・UQモバイル 動作確認端末一覧
・mineo Aプラン 動作確認端末一覧
・IIJmio タイプA 動作確認端末一覧
・BIGLOBEモバイル タイプA 動作確認端末一覧
SIMロック解除が必要ないスマートフォン端末もありますが、中にはSIMロックの解除が必要な端末もあるようです。動作確認端末一覧をしっかりと確認しましょうね。
スマートフォンの買い替えも選択肢
もし現在使っているスマートフォン端末が古いのであれば、買い替えもおススメです。楽天モバイルでは沢山スマートフォン端末を取り扱っていますよ。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
auのスマートフォン端末でもSIMロック解除さえすれば楽天モバイルでも使うことができますが、その前に周波数帯を確認しておくことがとても大切です。調べ方のコツはつかめたと思いますので、是非トライしてみてくださいね。
記事を読んでいて周波数帯の確認やSIMロック解除の手続きに不安を感じた方は、端末の買い替えや、SIMロック解除がいらないMVNOを選択するのも良いと思います。買い替えても月々の支払いは今より安くなると思いますので検討してみてくださいね。

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