

キャリアからMNP転入によって格安SIMへの乗り換えを検討している人もいらっしゃるかと思いますが、中には現在ご契約中のキャリアできちんと料金を支払っていない人もいらっしゃるかもしれません。
本記事ではそのような人々へ向けて、MNP転入の可否など、格安SIMを利用する上で不利になる点についてお話していきたいと思います。
本記事の目次 |
1. 格安SIMで行われる審査とは?
キャリアでは契約の際に審査を行い、格安SIMも例外ではありませんが、キャリアとは内容が異なります。
1-1.『データSIM』の契約時には行われないことも
格安SIMの契約時には、基本的に『データSIM』と、「090」や「080」などから始まる電話番号が使える『音声通話SIM』の中からいずれかを選択するわけですが、『データSIM』を選択した場合は審査が行われないことがあります。
反対に『音声通話SIM』を選択した場合は、審査を避けて通ることはできません。電話番号悪用の危険性や、クレジットカード会社に対する料金の未払い分など、様々な点をチェックして合否を判定することになっています。
1-2. 格安SIMの審査基準
キャリア、格安SIMに関係なく、契約時には審査が行われることが分かりましたが、実は『mineo』以外の会社では審査基準を公表していません。
ちなみにmineoでは、『「mineo通信サービス提供条件(重要事項)」・「mineo通信サービス端末提供条件」』において、以下のような審査基準を公表しています。
・同一名義で契約可能な回線数の上限を5つとし、6回線目のお申し込みに関しては非承認となる可能性があります。
・同一名義での『分割払い』による端末購入台数の上限を2台とするとともに、2台目の端末の一括・分割購入に関しても、1台目の端末を購入した月を含めて2カ月以内は不可となります。
他社でもmineoのように審査基準を公表してもらえれば、利用者側としては助かるわけですが、逆に審査基準を公表することにより、その盲点を利用してお申し込みする人が増えてくる危険性が出てくるわけです。
他社で審査基準を公表しないのはこのような理由からであり、おそらく他社でもmineoと同じような審査が行われているものと思われます。
2. キャリアの料金を支払っていない人のMNP転入の可否
mineoの審査基準の中には、MNP転入を含め、キャリアで料金をきちんと支払っていない人への対応に関する記述は存在しません。
2-1. 料金を支払っていない人でもMNP転入は可能
現在のところ、利用者数の多い格安SIMでは比較的審査が通りやすく、キャリアで料金を支払っていない人でも通ることは可能です。
ただし、そんな格安SIMも将来的にキャリア並の規模となった場合、審査の厳しさも増すはずですので、キャリアなどで料金を支払っていない人は利用するのが難しくなるかもしれません。
2-2. キャリアで予約番号を発行してもらえないケースも
MNP転入によって格安SIMに乗り換える際に、キャリアから『MNP予約番号』を取得できないケースがあります。
2-3. 料金を支払っていない人はSIMフリースマホを分割購入できない
格安SIMの審査ではMNP転入の際、キャリアでの料金の支払い状況についてはチェックしないものと思っていただいて構いません。
ただし、端末の残債については、しっかりとチェックするものとなっており、SIMフリースマホを購入する時も、端末の残債が存在すると分割購入はできず、一括購入するしかなくなります。
2-4. 端末の代金を支払わないことによる大変な苦労
キャリアで分割購入した端末の代金を支払わずに放置していると、端末の契約が解除されるばかりか、その端末自体も利用不可となり、格安SIMで入手したSIMカードを挿入しても利用することはできません。
キャリアの端末も利用できず、格安スマホも分割購入ではなく、一括購入するしかないとなれば、大変な苦労するのは明らかです。
3. MNP転入は可能な限り、料金をしっかりと支払っている状況で行うのがベスト
キャリアの料金をきちんと支払っていない状態で、格安SIMに乗り換えることはあまりおすすめできません。キャリアと契約した以上、料金の支払いは利用者側の義務ですが、正当な理由で支払いができない場合は、MNP転入後に支払うことも可能です。
なお、その場合は、端末を一括購入することとなりますので、注意してください。

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