

スマートフォンを使用している上で、気になってくるのがバッテリーの消耗具合。
新品の時はフル充電をした状態で余裕で1日使用できたバッテリーも、毎日使用しているうちに気付けばバッテリーの残量が急に減るようになった、もたなくなったなんてことがあります。
スマホの使用年数がかなり経過しているものであれば、取り外し可能ならばバッテリーパックの交換、内臓型ならキャリアに修理依頼を出して交換してもらう、または思い切って新しく機種を購入といったことも視野にいれるべきでしょうが、使用年数がまだ1年前後であれば、スマホの使い方や充電方法の工夫で急なバッテリーの消費や劣化を避けることも出来ます。
そこで今回は、スマホのバッテリーの消耗が早くなる原因とその対処法について解説していきます。
スマホのバッテリーが急に消耗される原因3選
まずは、スマホのバッテリーが急激に消耗してしまう原因について、考えられる大きな原因を3つに分けて説明します。
電波が安定しないなど通信系
スマホは、自宅でも外出先でもどこでも使いますね。自宅ではWi-Fiを使って毎月のデータ容量を抑えている人も少なくありません。
実は、スマホの急なバッテリーの減りはこれが原因の1つになる可能性もあります。
スマホでWi-Fiを使う時、スマホのWi-FiモードをONにすることでWi-Fi通信が可能となります。
外出中にスマホのWi-FiがONになっていると、スマホは接続できるWi-Fiを探し続けます。そのため、スマホは必要のない通信を行ってしまい、バッテリーが急になくなっていくことがあるというわけです。
またWi-FiをずっとONにしているリスクとして、アプリの自動アップデートを許可している場合です。複数のアプリのアップデートを開始するなんてことがあります。これも、スマホのバッテリーが急になくなる原因となります。
通信はWi-Fiだけではなく、GPSでも同じようにずっとONにしているとバッテリーが急になくなっていきます。
日本全国に設置された通信事業者の基地局と通信を行って電波を送受信しています。1つの基地局がカバーできるエリアは限られているため、そのエリアを出るとまた別の基地局と接続を開始します。
例えば、電車で移動中とか、高速道路で移動中などは減りが早いですね。
この基地局の切り替えが多いと、スマホのバッテリーがすぐになくなる原因となります。
最適化アプリなどのソフト系
最適化アプリとは、スマホのバッテリーを制御して、使っていない分のメモリ(作業領域)をクリーンにして、タスク管理もしてくれる便利なアプリ。
実は、この最適化アプリがバッテリーの急な減りの原因となることもあります。
最適化アプリの中でも無料版のものはその性質上広告が表示されます。そのため、システムクリーンをしているかと思いきや、スマホの制御とともに、実は広告の表示によってさらに負荷をかけているといったことが起きています。
もちろん、全ての最適化アプリでこのような現象が起きるわけではありませんが、無料版の最適化アプリはスマホのバッテリーが急になくなることが多いので注意しましょう。
リチウムイオンバッテリーなどのハード系
スマホのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。
基本的にリチウムイオン電池は、充電回数が多くなるほど劣化が進みます。そのため、長持ちさせたい場合は充電回数を減らしましょう。
また、充電しながら使用(放電)すると、電池が高熱になってしまってい、電池の寿命が著しく短くなります。
とにかく、リチウムイオン電池は熱に弱く、例えば酷暑の環境では、使っても、使わなくても、その辺に置いておくだけで劣化してしまう恐れがあります。
スマホを落とさないように握りしめている人を見かけますが、これも電池にはよくありません。適度に手のひらをスマホの裏面に密着させず、隙間を作って持つのが正解です。
リチウムイオン電池の適温は20~25℃、内ポケットに入れて持ち歩くだけでも寿命が縮まってしまいます。
バッテリーの消耗を減らすための対処をしよう!
それでは、今までにあげた原因の対処方法について見ていきましょう。同じく、それぞれに分けて解説していきますね。
通信モードをうまく使い分けよう
スマホは、Wi-FiやGPSやBluetoothといった無線通信機能を搭載していて、ユーザーによってON/OFF切り替えをすることが出来ます。必要なときに必要な通信モードに切り替えて使うように心がけましょう。
これだけでも、バッテリー残量に大きく影響します。
また、スマホは基地局との接続と切断が繰り返されると負荷が大きくなるため、電車や車で長く移動する場合は、なるべく電源を切るようにしましょう。通信手段がないと不安かと思いますが、バッテリーの減りを考えればその方が無難です。
日常的に電波状況には気を配りつつ、スマホを使いましょう。
容量の大きいアプリには注意しよう
スマホを最善の状態に保ってくれる最適化アプリですが、アプリそのものの容量が大きいです。
容量の大きなアプリにいえることですが、常に使っているとバッテリーに負荷をかけてしまう原因となります。
インストールしているアプリを一度確認してみて、必要のないものは削除しましょう。
最適化アプリ以上に負担がかかる、3Dゲームやオンラインゲームも使用していない時は必ず終了するよう、気を付けて使うのがバッテリーを長持ちさせるコツです。
リチウムイオンバッテリーを理解しよう
リチウムイオン電池の力を最大限に引き出すには、充電量はなるべく50%以上をキープするのがいいようです。
フル充電状態にして残量がゼロになるまで使っても、むしろバッテリー寿命は縮んでしまいます。だからと言って、四六時中充電をしているのもバッテリーが過熱されるので禁物です。
それを踏まえると、バッテリー寿命を最大に考えているなら、充電は40%前後まで減ったら1回の充電で80%前後まで足すのがベターですね。
注意したいのがワイヤレス充電。現在市販されてる非接触型のワイヤレス充電器は発熱しやすいです。多少不便でも普通に差し込んで充電する方がバッテリーの状態を良く保てます。
また、バッテリーの慣らし作業というものがあります。
たまに説明書に「初めて使う時はフルに充電を~」と記載されているときがありますが、新しくスマホを購入した際に、電源をOFFの状態でフル充電をさせた後、電源を入れてバッテリーが切れるまで使います。これを2~3回ほど行ってから後は自由に使うと稼働時間が伸びるというわけです。
さいごに
スマートフォンで使用されているリチウムイオンバッテリーは通常なら3年から5年はもつといわれています。
スマホのバッテリーの消耗が早くなる原因には改善出来るものが多くありましたね。気を使いすぎても、劣化を早めたり、逆に故障の原因になってしまいます。
毎日少しだけ、今までよりも使い方に気を配るのがコツですよ。

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