

2016年11月に発売された「Xperia xz」が今、時代の先端をいく最新のXperiaとして注目を浴びています。そんななか、同年6月に登場ということで、まだ発売からそこまで時間が経ったわけではないはずの「Xperia X performance」ですが、Xperia xzの登場により今ではすっかり「型落ち」のイメージが着いてしまいました。
そこで今回は、Xperia X performanceとXperia xzのスペックやデザイン等を比較し、実際のところはどうなのか調べてみました。
スペックに差はあるの?
やはり新しく発売されたxzのほうが、より優れているのでしょうか?
まずはX performanceとxzのスペックの比較から見ていきます。
下の表は、その2つのスペックをそれぞれまとめたものなのですが、何が違うのかパッと見ただけでは判らなくなるほどに似ていますよね。 スペックに差があるところを見つける方が大変なので、数値を客観的に見てxzが優れている項目を赤字に、スペックが異なる項目はピンクに、それぞれ色付けしてみました。
x performance(au SOV33) | xz(au SOV34) | |
カラー | ホワイト、グラファイトブラック | ミネラルブラック、プラチナ |
ライムゴールド、ローズゴールド | フォレストブルー、ディープピンク | |
サイズ(mm) | 144x71x8.6 | 146x72x8.1 |
重量(g) | 165 | 161 |
CPU | 2.2GHz x2 + 1.6GHz x2 | 2.2GHz x2 + 1.6GHz x2 |
ディスプレイ | 5.0インチ | 5.2インチ |
電池容量 | 2570mAh | 2900mAh |
充電時間 | 約150分 | 約160分 |
通信速度(下り/上り) | 370Mbps/25Mbps | 370Mbps/30Mbps |
連続通話時間 | 約1,330分 | 約1,630分 |
連続待受時間 | 約490時間 | 約660時間 |
内蔵メモリ | 32GB/3GB | 32GB/3GB |
(ROM/RAM) | ||
外部メモリ | microSD/microSDHC/ | microSD/microSDHC/ |
microSDXC(最大200GB) | microSDXC(最大256GB) | |
USB接続 | microUSB | USB Type-C |
防水・防塵 | 防水(IPX5/IPX8) | 防水(IPX5/IPX8) |
防塵(IP6X) | 防塵(IP6X) | |
カメラ画素数 | 2,300万画素(メイン) | 2,300万画素(メイン) |
1,320万画素(フロント) | 1,320万画素(フロント) | |
撮影サイズ | 5,520×4,140(メイン) | 5,520×4,140(メイン) |
(静止画) | 4,160×3,120(フロント) | 4,160×3,120(フロント) |
撮影サイズ | 1,920×1,080(メイン) | 3,840×2,160(4K)(メイン) |
(動画) | 1,920×1,080(フロント) | 1,920×1,080(フロント) |
サイズ・重量・ディスプレイサイズ
見ていただくと分かる通り、サイズも重量も僅かな差しかありません。 ディスプレイサイズも0.2インチ(約5mm)しか違わないので、どちらかが特段優れているというわけではないようです。
CPU・内臓メモリ
X performanceとxz、全く違いがありませんね。つまり、基本的なパフォーマンスに関してはどちらも同じレベルということです。
充電時間・下り通信速度
xzのほうが若干優れてはいますが、それも僅かな差で、実際に使ってみても特に差を感じることはないかと思います。
連続通話時間・連続待受時間
連続通話時間に関しては300分、連続待受時間は170時間、xzが優れています。 ですが、それと比較すると劣っているように感じてしまうX performanceでも、それぞれ1,330分(22時間)、490時間(20日)と十分高スペック。実際に使用するうえでは何も問題ないでしょう。
この高スペックなスマホ同士を比べて、数値的にどちらが優れているかを検証したところで、実際に使った時にそのアドバンテージを実感できるとは思えません。
以上の事を踏まえて、スマホとしての基本性能はX performance・xzともに、使用する上で困る点はないほど、同等に優れていると言えます。
月額料金は違うのでは?
X performance・xzどちらも、優れた基本性能であることが判りましたね。
それでは、月額料金の違いはあるのでしょうか?下記の表から見てみましょう。
容量5GB/月、MNPをオプションなしでした場合の1~24ヶ月の月額料金です。
※docomoに関しては、X performanceが料金シミュレータの候補に挙がらなかったために割愛しています。
x performance | xz | |
au | ¥8,235/月 | ¥8,559/月 |
softbank | ¥9,489/月 | ¥9,489/月 |
softbankは全く同じ金額、auの場合も僅か数百円しか変わらないですし、価格の面でもやはり同等と言っても良いレベルですね。
購入時に比較検討したいところ
ここまでの説明だけ見ると「それならどちらを買っても何も変わりがないの?」となりそうなくらい、どちらも高性能で甲乙つけ難いことが判りました。
それでは次に、ユーザーの好みやこだわりによって意見の分かれそうな項目にスポットを当てて見ていきましょう。
デザイン・カラー
デザインに関して、xzのほうが形状の連続性(一体感)の面では格上です。
またコーナーラウンドは、X performance(左)のほうがxz(右)より大きくなっています。
どちらの方が良いと感じるかは、その人の好みによって分かれるところでしょう。
カラーバリエーションは両者とも各4色で、そのうち黒・銀・ピンクの3色は同じです。
上の画像を見ていただくとわかるように、X performanceのライムゴールド(左)とxzのフォレストブルー(右)が各機種オリジナルのカラーとなります。
皆さんがお好きなのはどちらですか?
USB接続
X performanceはmicroUSBを採用。SONYに限らず他のAndroid機でもよく使用されているmicroUSBは、接続に関して特に問題はないでしょう。
一方、xzはUSB Type-Cを採用しています。 まだまだ少数派と言えるUSB Type-Cは、他機器との接続が必要な時に、変換アダプタを使わなければいけないシーンが多いでしょう。
外部メモリ
microSDやmicroSDHCを使った場合の最大容量はどちらも200GB未満で、両者とも何も違いはありません。
ただ、microSDXCカード使用時の最大容量は、X performanceの200GBに対してxzは256GBと、後者の方が優れています。 200GBもあれば普段使う分には問題なさそうな気もしますが、動画を扱う事の多い人にはこの差は大きいかもしれません。
動画サイズ
xzは「4K」という高解像度の動画を撮影でき、将来的なことを考慮すると優位なのかもしれません。 ただ、4K動画は今はまだ未対応な機器の方が多いので、優位性を実感できる機会は現状では少ないのではないでしょうか?
まとめ
Xperia X performanceはXperia xzと比較して、数値的なスペックや価格の面であまり差がないことが判りましたね。
xzにフラグシップモデルの座は奪われてしまったものの、X performanceも現段階においては、それに劣らない十分高性能なスマホであると言えるでしょう。
- デザイン・カラー
- 4K動画を撮影したいか
- USB接続する際の利便性
基本スペックに関しては、どちらを選ぶかの決定打とはならないほどの小さな差しかないので、自分の好みに合ったものを、上の3つの要素から選択するような形で何ら問題ありません。
「X performanceのカラーのほうが好きなんだけど、xzのほうが新しいし高性能で良いのかな?」とお考えの方には、「たとえ見た目の好みだけでX performanceを選んでも損はないよ!」と自信を持って断言できます!

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